先日、私がメンバーとして参加している、異業種交流会にて10分間のプレゼンを行いました
その会では、メンバーが順番にプレゼンを行うので、だいたい半年に1回程度まわってきます
メンバー歴は10年以上となり、過去20回以上プレゼンを行っているので、いつも内容を考えるのに苦心しています
今回、どのようなことをテーマにしようかと考え、丁寧で分かりやすい説明の根拠をお話ししました
不動産業界に限ったことではありませんが「安心・安全」や「親切・丁寧」というフレーズってよく耳にしますよね
私は、不動産売買において、専門用語をなるべく使わずに、ご理解いただける説明を心掛けています
とはいえ、心掛けるというのは当然のことですし、丁寧で分かりやすいというのも、人の捉え方で変わってきます
ですから、具体的に、なぜ「丁寧で分かりやすい」と言い切れるのかという点をご説明いたしました
その理由ですが、まず一つ目が、営業出身ではなく事務方出身だからです
以前勤めていた会社は、営業と業務の分業制でした
私は業務を担当しており、業務内容は営業がお客様から購入申し込みをいただいたら、その後を担当するというものでした
お客様担当は一貫して営業の方でしたが、ご契約となりましたら、そこで初めましてとご挨拶させていただきます
主な業務内容は、重要事項説明書や契約書の読み合わせ、お引き渡し時の売主様や銀行、司法書士との調整などです
重要事項の説明は宅地建物取引士しかできませんので、その説明を担っておりました
重要事項説明書に記載されている内容は、聞きなれない言葉が多く出てきます
ただ読み上げているだけでは、不動産を初めて購入する方や、不動産に関わりがない方でしたら、理解し難い内容です
不動産は何千万円、場合によっては何億円とする高額な買い物です
ですから、お客様は真剣に聴き、ご質問にはすべてお答えできなければなりません
しかし、質問に答えることはできても、ご理解・ご納得いただける説明でなければ意味がありません
私が不動産業界に入った時、当然右も左も分からない状態でした
その時に、私自身でも理解ができる説明をしなさいと、当時の上司に言われたことを、いまでも覚えており実践しています
それが丁寧で分かりやすい説明に繋がっているのだと感じています
二つ目が、ほぼメールのやり取りのみで、ご契約に至った実績が何度もあることです
購入いただいた不動産物件は、すべて三鷹市内ですが、ご連絡いただいたお客様は「長野」「大阪」「広島」など、遠方の方々もいらっしゃいます
物件に対してのご質問やご相談について、メールでご回答させていただきました
送信する前には、何度も何度も読み返し、こちらの意図したことと違う表現になっていないか等のチェックを行います
また、単語一つをとっても専門用語の場合は、できるだけ一般用語に近い表現で、お伝えさせていただきました
必要であれば、写真や動画をお送りして、物件のご説明の補足をさせていただいたこともあります
ご理解・ご納得いただき、ようやく現地をご覧になり、その場でお申し込みをいただくという結果になりました
当時広島にお住まいだったお客様のご契約は、朝一の新幹線に乗って、広島まで行ってきました
主な理由は、上記の二点となりますが、まずは私が内容を理解することに徹しています
なんとなく分かっているけど、理解できていなければ、分かりやすい説明はできないというふうに考えています
とはいえ、知らないことは、まだまだたくさんあります
ですから、ご相談いただいて、すぐにお答えできないこともあろうかと思います
その場合は、お時間をいただきますが、私が理解して分かりやすい表現でご回答させていただきます