不動産売却時の諸費用について(その２)

昨日、不動産売却時の諸費用について、司法書士への登記費用について、ご説明させていただきました

本日は、ご売却時の土地の測量費用について、ご説明させていただきます

まず、土地の測量費用について、ご売却時に必ず発生するのかといえば、答えはNoです

具体的には、すでに確定測量が完了している、もしくは測量無しの現況売買であれば、測量をする必要はありません

確定測量とは、所有物件と接しているすべての方との間で、境界がすでに取り決め測量済の土地のことです

隣接地との境界が確定しているので、正確な敷地面積の算出が可能です

次に現況有姿売買ですが、これは現況の状態で、お引き渡しをするということです

お引き渡し後に買主様が、ご自身の費用で測量して面積が増減しても、お互いに異議申立てはできませんという取引なります

このようなケースですと、売主様は測量費用は発生しません

ただ、現況有姿売買の場合、買主様の立場からしたら、どうでしょうか

境界が明確でないと、測量をした結果、想定していた面積より減少した場合、考えていた大きさの建物が建てられません

そして、面積が小さくなってしまうということは、資産もその分減少してしまうということです

売主様の立場からしたら、できるだけ支出を抑えたいというお気持ちは分かります

しかし、地価の高い都内で、ご売却をスムーズに行うためには、理由をご説明したうえで、確定測量をお勧めしております

確定測量の費用は、土地の形状や広さ等によっても変わってきますが、おおよそ50万円くらいが目安です

見積については、どの測量会社様も無料で算出してもらえますので、相見積もりも可能となっています

また、手持ち資金がほとんど無いという場合でも、ご売却が完了するまでお支払いを待ってくれる測量会社様もあります

測量会社が見つからないということでしたら、当社ではご紹介だけでもいたしますので、お気軽にご相談ください