先日、知人にお勧めだよと言われ、稲盛和夫さんの「生き方」という本を読んでいます
稲盛和夫さんについては、とても有名な実業家ですから、いまさら説明は不要かと思います
この「生き方」を読み、もっと早くにこの本を読んでおけばと感じています
と同時に、お勧めしてくれたKさんには、とても感謝しています
その本で稲盛さんは、どのように会社経営をしていけば良いのか分からず悩んだとありました
結果、人間として何が正しいのかという「原理原則」に従うという結論を出されたそうです
嘘をつくな、正直であれ、欲張るな、人には迷惑をかけるな、人には親切にせよ…(本書抜粋)
このような当たり前のことに従って、それを経営の指針や判断基準にするというものです
これって、経営に限ったことではないですが、実際に行おうと思うと難しいことです
実際に本の中でも、稲盛さんは「決して楽なことではなく損をすることもある苦難の道」だと書いておられます
ただ、正直者がバカを見るという世の中には、なってほしくないと思いますので、私もこの精神は貫きたいです
それは、仕事に関してだけでなく、プライベートでお付き合いのある方に対しても、そのようにしていきたいですね
ちなみに、私が不動産業界に入ったのが1997年1月ですが、その年の宅建の資格を取るために勉強を始めました
勉強の項目で「民法」があるのですが、勉強の際に、原理原則に従うという考えで覚えていました
民法は範囲が広いので、すべて覚えるというのは、とても無理でした
ですので、民法の問題は「正しいか正しくないか」、「良いか悪いか」という基準で、解いていきました
そのような考えから、試験結果も民法は高得点だったと記憶しています
原理原則に従い行動する
とてもシンプルですが、改めて気づかせていただき、身が引き締まる思いを感じています