本日、土地付き建物のご契約を締結させていただきました
ご契約の前には、物件の説明書となる重要事項説明をし、内容についてご理解ご納得いただいた後、ご契約します
ただし、この重要事項説明は物件のことをご存知でない買主様のために行います
今回、当社は売主様側の仲介となるため、重要事項はせず、契約書のみの読み合わせを行いました
契約書の条文で、表題の「反社会的勢力の排除」という項目があります
これは、売主様、買主様が反社会的勢力の方ではないこと
もしくは、取引に関して一切関わっていないことを確約させる内容のものになります
万一、相手方が反社会的勢力に該当していた場合は、即契約を解除でき、解除された側は違約金として売買代金の20%を支払います
そして、買主様が購入物件を反社会的勢力の事務所として使用した場合も違約金が発生します
この場合、違約金の20%の他、制裁金として、さらに売買代金の80%を支払うことになります
要するに売買代金全額支払った上に、物件は購入できないというものです
当社では、不動産の購入をご検討されている方には、事前にお勤め先やお仕事の内容等を必ずお聞きしています
ですので、この条文は必ず記載していますが、読み合わせについては、お客様の了承を得たうえで、割愛させていただいています
この条文の記載が義務付けられてから、もう10年近く経っているので、ごく一般的に考えていました
ところが、本日の売主様から、こんなのまで記載するのですねと、仰っていただいたので、今日の記事にしてみました
確かに不動産業という仕事は、いろいろなことにアンテナを張り巡らせていなければならないのだと、実感させられました