宅地建物取引業法上、不動産の売買もしくは賃貸の契約をする前には、重要事項説明を行わなければなりません
重要事項説明は、宅地建物取引士が押印し、書面にて買主様に交付します
その書面を『重要事項説明書』といいます
重要事項説明書とは、簡単に言うと物件の説明書のようなものです
ただし、買主様にとって不利益を被る可能性がある場合は、必ず重要事項説明書に記載しなければなりません
例えば、バス通りや線路の近くなどは「車や電車の通行に伴い、騒音および振動が発生する場合があります」等です
その重要事項説明ですが、今年の4月からオンラインでの実施が認められることになるそうです
現在、賃貸の契約はオンラインでも可能でしたが、売買は必ず対面で行わなければなりませんでした
しかも、クーリングオフの関係で、実施場所はほとんどが不動産会社で行われています
オンラインが可能となれば、小さいお子様がいるご家庭方にとっては、とても良いのではないでしょうか
過去に何度も経験がありますが、重要事項説明中にお子様がグズッてしまうことがあります
不動産売買の契約行為は、だいたい2時間前後かかりますので、大人でも苦痛と思ってしまうかもしれません
契約中グズッてしまう場合は、ほとんどが奥様がお子様の対応をされ、ご主人お一人がお聞きになります
奥様も申し訳ないと思われるのか、先に進めてもらって良いですよと、仰られます
重要な事柄ですし、人生で何度も経験することではないですから、なるべく皆様にお聞きいただきたいなと思ってしまいます
1年半前には、重要事項説明をするために、広島まで行きました
それはそれでいい経験にもなりましたし、楽しかったのですが、オンラインが可能となれば行く必要がなくなります
また、外国人の方にご購入のお手伝いをさせていただいたことも、ありました
その時は、明日までに帰国しなければならないからと、購入物件を1日で2物件決めていただきました
ご契約は日本の学校に通う息子様が、代理で立ち会いましたが、オンラインであれば、外国からでも立ち会いが可能です
まだ、詳細は発表されていませんが、とにかく選択肢が増えることは良いことです
売主様と買主様に喜んでいただけるのでしたら、当社でも積極的に取り入れていきたいですね