不動産の購入を考えている方は、未公開物件という言葉を聞いたことがあると思います
チラシに『未公開物件』という文字をご覧になったことも、一度くらいはあるのではないでしょうか
そもそも未公開物件とは、どういうものでしょうか
世に出回っていない物件といえば、当然その通りですが、一般的にはレインズといって
不動産会社だけが見ることのできる検索サイトに、掲載されていない物件をさします
要するに、一般的に流通していない物件です
では、未公開物件というのは、優良物件なのでしょうか
答えは、必ずしも優良物件ではありません!
何をもって優良物件にするかの定義はあいまいですが、掘り出し物件とは限らないということです
例えば、エリアをかなり限定されていて、他の方より情報が早くほしい方にとっては嬉しいと思います
また、人気があるエリアで相場より安い物件の情報を、いち早く得られるのであれば、大きなメリットです
ただ、安くなっても良いから少しでも早く売却を希望する場合は、買取業者へ卸されるのが殆どです
ですので、一般のお客様が相場より大幅に安く購入できる可能性は、極めて低いのです
なぜ、一般のお客様ではなく買取業者へ卸すのか?
それは、仲介会社にとってメリットがあるからです
まず、買取業者の場合、ローン特約を付けませんので、契約後のローン解約はありません
そして、もう一つ大きな理由が、買取業者は再販目的で購入をするからです
その再販時に、物件を卸した仲介会社は専任物件として、携わることができるケースが多いのです
とはいえ、未公開物件の中には優良物件の場合もあります
しかし、未公開物件という言葉だけに惑わされず、ご自身にあった物件探しをしていただきたいと思います